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変性エポキシとは?

読み方:へんせいえぽきし

変性エポキシとはエポキシ樹脂を特殊な変性剤によって高分子量・高機能化させたものです。使用する前に硬化剤を混合する必要がなく、鉄をはじめとした金属の素材への高い密着性と優れた防錆性と加工性を持ち合わせている塗料です。 通常のエポキシ樹脂塗料は、専用の溶剤やラッカー(中和剤)などを混合しなければ塗布できないもの(2液型)ですが、変性エポキシ樹脂塗料は1液で取り扱うことが出来るものが多いです。 変性エポキシ樹脂塗料はエポキシ樹脂よりも付着性があり、様々な樹脂を組み合わせることでサビた鉄部の3種ケレン(活膜を残してサビや劣化塗膜を除去すること)でも塗装可能なタイプがあります。このように、使い勝手のよい塗料なので、マンションの修繕工事現場などではよく使用されています。

大規模修繕工事と変性エポキシの関連性

大規模修繕工事には作業性の良い変性エポキシ樹脂塗料を使用します

マンションの鉄部は、日常の湿気や雨の影響を受けてサビが発生しやすく放っておくと腐食が進み建物の寿命を短くしてしまいます。そこで、約10年周期で行う大規模修繕工事では、扉・ドア・アンテナ支柱などの様々な鉄部塗装が必要不可欠となります。鉄部塗装をする前には、前もって古くなった塗膜やサビを落とすケレン(塗膜剥離)を行います。その後に、変性エポキシ樹脂塗料で錆び止めを行います。この変性エポキシ樹脂は、作業性・防食性に優れ、素材への密着性が高いので修繕工事ではよく使用されます。錆び止め以外でも、浮きやひび割れ部位への注入に使用されます。このようにさまざまな修繕箇所での作業性に優れているということは、効率の良い修繕につながり、修繕計画に沿った日程で進みやすくなることでもあります。作業性のある塗料を使用することで、大規模修繕工事を予定通りに進めることも重要なことです。

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