お見積り用語集

ササラとは?

読み方:ささら

建築用語でササラとは、階段の両側にある階段状に加工された斜めの板材のことです。また、この階段のことを簓桁(ささらげた)階段といいます。簓桁階段は、ササラ桁と呼ばれる連続した切込みを入れた板の上に踏み板をはめ込んで作られています。ササラ桁には踏み板を付けるための溝が切ってあり、この溝に踏み板をはめ込みます。そして三角の形をした部品のくさびを打ち付けて、踏み板と溝との隙間を固定し階段が出来上がります。見た目は連続したギザギザの形状になります。
この簓桁階段に対して、両側の板材が踏み板を挟み込むような形状のものを側桁(がわげた)と呼びます。その階段を側桁(がわげた)階段といいますが、建築現場によっては側桁をササラと呼ぶこともあります。
また、RC階段の側面に取り付けられた巾木のことをササラ巾木とも言います。

ササラ1

ササラ1

ササラ2

ササラ2

大規模修繕工事とササラの関連性

大規模修繕工事におけるササラ巾木の補修

マンションの外部階段は普段から風雨にさらされたり住人が日常的に利用する場所なので、経年劣化しやすく大規模修繕工事では必ずと言っていいほど修繕の項目に入ります。RC階段(鉄筋コンクリート造の階段)の場合は、歩行する耐久性やシームレス性、工事期間の閉鎖する時間短縮も考慮する必要があります。このような条件に適した防水として、ウレタン防水密着工法を行うのがおすすめです。このウレタン防水を行う場所は、RC階段の平場だけでなく、側面のササラ巾木も同時に行います。ササラ巾木は階段の踏面との取合い部(接続している部分)となります。その為、亀裂や隙間が生じやすい箇所でもあるので下地補修と防水はしっかりと行いましょう。
また、外部階段の修繕時に特別留意する点は雨掛かり部ですので、階段ササラ巾木や側溝の防水を特に注意して行うとよいでしょう。

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