お見積り用語集

塩ビシートとは?

読み方:えんびしーと

塩ビシートは、ビニールやPVCと略されることもありますが、正式にはポリ塩化ビニルと言います。柔軟性や対候性改良する添加薬品類の有無によって硬質塩化ビニル、軟質塩化ビニルに分かれる特質があります。塩ビシートは、耐水性、耐酸性、耐アルカリ性、耐溶剤性に優れており、ホース、水道パイプ、電線の被覆などに用いられます。ご家庭の駐車場の雨よけの天井として波型のビニール天井を見たことはありませんか?あれも塩ビシートで出来ています。

建築などで防水工事を行う際、シートとシートを組み見合わせて作る方法があります。組み合わせた重ね部分は、溶剤で溶かして一体化させるため接合部分から水が入ることはありません。よって、高い防水性能を持っており、軽量で工事も最適に行う事が出来ます。さらに塩ビシートは燃えにくい性質を持っているので、安全性にも優れています。

また、壁紙や衣料品としても利用されており、様々な所に用いられている優れものです。

共用廊下の塩ビシート

共用廊下の塩ビシート

階段の塩ビシート

階段の塩ビシート

大規模修繕工事と塩ビシートの関連性

大規模修繕工事の防水機能向上に塩ビシートは大活躍!

マンションやビルなどの大規模修繕工事では、屋上やベランダ、共有部の階段や廊下などの防水工事を検討する必要があります。防水機能が低下してくると、雨漏りの原因になりますので、大規模修繕工事をする際は、どのように防水機能を向上させるかを考える必要があります。その防水機能を向上させるために大活躍するのが塩ビシートです。近年では、ベランダや共有部の階段、廊下などに塩ビシートを貼ることにより防水効果だけではなく美観も向上することができるようになっています。そのため、新築のマンションに採用されるケースも非常に多くなっています。大規模修繕工事のお見積もりをチェックする際は、この塩ビシートがどの部分に利用されているか?美観はどうなるのか?などを気にしてみると良いかもしれません。
また、近年では多種の塩ビシートの模様が出ておりますので、施工店に数種類のイメージ図を作成していただき、アンケートで決定する方法を取られてもよいかもしれません。施工をする上で非常に大きなポイントとなるのは塩ビシートを貼る前の下地補修項目です。排水溝に水が流れるために下地の勾配を調整しなければ、シートを貼った後に水たまりがあちこちに出来てしまうからです。シートの端末の仕上がりや重ねのジョイント部分のシーリングの施工も、もちろん非常に大切な項目ではありますが、仕上がり後の水勾配機能を十分に果たせるように塩ビシート工事においては下地補修は大前提となります。

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